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不動産登記のやり方・うちの登記申請を掲載しています
手に入れたマイホーム!我が家では登記を自分で行いました。
正確に言うと所有権移転登記(土地の名義人を変える)は土地を購入した不動産が手配しており、表題登記(家を建てた届け)・地目変更(農地から宅地へ)を自分たちでやりました。(保存登記はしていません)
登記にあたっては知識がなかったので法務局に行き、「登記相談」コーナーがあったので予約をして1時間ほど説明を受けました。「必要書類さえ揃えることができれば登記って自分でもできるじゃん!」というのが感想です。
このブログでは実際に申請が通った「建物表題」と「地目変更」の登記をブログ公開します。
我が家の新築一戸建ての登記内容
・ローン無し
・土地は畑から宅地
・所有権移転登記済み
こんな方が不動産登記に向いています
- 司法書士さんへの登記費用をケチりたい(5〜15万浮きます)
- 平日、法務局や役所に行ける
- スキャンしてトレースできるソフトが扱える(私の場合イラストレーター)
新築一戸建てを購入したら登記をしよう!建物表題に必要な書類
[建物表題][地目変更]登記に必要な書類はこちら
建物表題の登記に必要な資料は冊子レベルの厚みになります。地目変更の登記はA4ペラ紙で3枚でした。
- [建物表題]登記申請書
- [建物表題]建物図面
- [建物表題]各階平面図
- [建物表題]所有権証明書
- [建物表題]住所証明書・印鑑登録証
- [建物表題]委任状
- [建物表題]原本還付請求
- [地目変更]登記申請書
- [地目変更]農地転用許可証
- [地目変更]委任状
- [地目変更]原本還付請求
5000円もらえちゃうのは嬉しい!SUUMOが家を新築した方、新築マンションを購入した方にアンケートで謝礼をしています。2017年6月末まで
登記申請書
申請人(持ち主)のパパさんに代わり、私が登記申請から登記受領までを任せられたので、私の連絡先を書きます。
作成は慣れているのでイラストレータで雛形は法務局からいただいた資料からそのママパクりました。A4紙です。
各階平面図・建物図面
とても細かいルールの元に作成します。これが一番面倒でした(訂正を要求されました)
・用紙はB4サイズ
・0.2mm以下の細い線で書くこと
・縮尺は250分の1で書くこと(縮尺を記載する)
・建物配置図は、500分の1(縮尺を記載する)
・不動産登記法上の床面積に当たる部分を書くこと などなど(他にもたくさん)のルールがあります。
法務局にもらった表題登記の資料にルールは全て書いてあります。
図面はもともと工務店とデータのやり取りをしていたので「登記をするので250分の1でください」と依頼しPDFファイルでもらいました。
それにイラストレータで手を加えていきます。注意しなければいけないのが吹き抜けの箇所。これは工務店の図面には細かく書いていなかったので自分で手を加えました。
吹き抜けが壁からどれくらい離れているのか表記が必要となります。
なお、3階は小屋裏(天井の低い屋根裏で住居とみなさない)なので各階平面図には書かなくて良いです。
建物図面は「建物の形状と家屋番号の記載」が必要です。
土地の所在図で法務局へ行き「表題登記をするので土地所在図をください」といい周りの地番を調べました。(自分の土地に隣接している地番は全て表記とのことだったので)
所有権証明書
工務店に「登記は自分でやるので表題登記に必要な書類を一式ください」と言って用意してもらうものです。
原本は返却が可能なので希望ならばコピーをとって「原本還付」を請求すればOKです
・建築確認済書
・建築確認申請書
・引き渡し証明書 または、建築確認完了検査済証
・施工業者の登記事項証明書
・施工業者の印鑑証明証
住所証明書
住民票をつけました
委任状
申請人のパパさんに代わり私が登記の全てを行ったのでパパさんの印鑑証明書を添えて委任状を書きました。
原本還付請求
工務店からもらった4.所有権証明書の資料はその後の家の保険に使用したかったので全て戻してもらえるよう、4の資料全てをコピーしホチキス止めをして原本還付請求「この謄本は原本と相違ありません (日時 住所 氏名 認印)」を1枚表紙に添えました。
地目変更の登記申請書
こちらも建物表題登記のように私が申請人のパパさんに代わって申請書を提出したので代理人として私が作成しました。
農地転用許可書
畑から宅地に変更することで住居を建てることができます。その申請は農地転用といいすでに不動産が代理で行っていて私は農地転用許可書を役場の農業課に取りに行きました。
委任状・原本還付
建物表題登記と同様に委任状と原本還付をつけました。
登記を申請して受理されたのはいつか
私の場合、申請前に法務局へ行き、添削をしてもらいました(笑)予約をしておいて、その場で法務局の方が登記書類全てに目を通してくれます。建物図面のところで「書いていない地番があること」を指摘され各階平面図のところで「吹き抜け位置(壁からの距離)を記入すること」を指摘され1度出直しました。それからの申請はスムーズで、特に新築現場に訪問されることはなく、1週間後に登記が完了しました。
農地転用や所有権移転登記ができなかったわけ
土地を購入して支払いを済ませた後に
私「農地転用や所有権移転の登記は自分でやりたいのですけど…」
といってみたところ… ダメでした。私たちが土地購入でお世話になった不動産ではタイミングが遅くなければ自分たちで行うことは可能だったようです。
不動産「ダメというか、できるんだけど、もうすでに司法書士さんが制作した所有権移転の書類に売主さんが捺印していて、必要書類もすべて司法書士事務所に預けてあるから。」
という正当な理由。
とはいえ売主さんの印鑑証明だとか委任状だとか、要請しなければいけない書類がわんさかあったので、売主さんが「個人でやってもいいよ、書類用意するよ、印鑑おすよ」と言っていただかなくてはならないので日数がかかりそうですね…。