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家族3人で別荘を叔母からもらいました。登記は自分たちでやってみました
贈与税をかからないようにするために約230万円の別荘をパパ・ママ・子どもの3人で叔母から譲りうけました。
(3人分の基礎控除が使えるので贈与税がかかりません) 過去の記事
今回は3人が不動産を所有する…しかも子どもが未成年…。ということでちょっとレアな登記申請ですので、同じケースで困っている方がいたらご参考ください。
不動産の登記は司法書士に頼まずとも自分でできます
不動産登記法でも建物の所有者は、自分で登記をしなければならないと明記されています。なので面倒ですが自分で登記をすることは違法でもありません。コストの削減にもなるので、時間のある私は新築一戸建ての登記を申請するにあたり法務局へ3度ほど通いました(笑)
1度目はレクチャー、2度目は仮提出、3度目は添削された登記の本格申請です。
我が家の登記申請をした法務局には「無料相談窓口」が設けられていて、素人な私向けの登記方法書類が用意されており、法務局の方から丁寧な説明を受けることができたので、とても安心でした。今回はパパさん、私、子供の3人が叔母から譲渡される登記なので、前回の不動産登記とは異なります。また3回通ってきました。今回も嫌な顔をされずスムーズに進めることができました♩
複数で所有する不動産登記申請に必要な書類
叔母から譲渡された別荘を3人で所有する登記の申請に提出したものは次の通りです。
自分で作成した書面はイラストレーターでA4タテの白黒印刷をしました。登記は叔母ではなく私たちが行うので委任状や公的な証明書(叔母の住民票や印鑑証明、登記済証)を叔母から送ってもらいました。
- -自分で作成した書面-
- 登記申請書
- 登記原因証明情報書
- 委任状(叔母に署名・捺印をしてもらったもの)
- 原本還付請求書
- -用意した公的な証明書-
- うちの家族全員の住民票
- 叔母の住民票と印鑑証明(委任状に必要)
- もらう別荘の登記済証(登記識別情報)
- パパ・ママの印鑑証明、戸籍謄本(未成年の登記に必要)
- 固定資産課税台帳登録事項証明書(課税価格を書くのに必要)
- 登記簿(もらう別荘の不動産の表示を書くのに必要)
登記申請書
目的は所有権移転です。もらうのは我が家3人なので「持分」と住所・氏名を書きます。同一世帯でも一人ずつの住所・持分記入が必要でした。
住所は住民票通りに書きますが、漢数字はアラビア数字に直して良いそうです。
課税価格は別荘のある伊豆の伊東市役所より取り寄せました「固定資産課税(補充)台帳登録事項等証明書」通りに記載します。
(土地と建物を合わせて100円台は切り捨て=2,341,624円なら2,341,000円でOK)
「送付の方法により登記識別情報通知及び登記完了証及び原本還付書類の送付を希望する」
登記終了後、郵送を希望する場合には、この文面は絶対に!!必要です。
返信用封筒を用意し800円くらいの切手を同封しておくと、簡易書留で自分のうちに郵送されます。
なお、提出した登記に訂正が必要だと、電話がかかってくるので、我が家の場合はパパさんの携帯番号も申請人兼義務者代理人のところに入れました。
登録免許税は課税価格の2%になります。
(10円台は切り捨て 2,341,000×2%=46,820円なら46,800円でOK)
不動産の表示は登記簿通りに正しく書きます。古い別荘なので旧漢字な数字が使われていましたが数字部分はアラビア数字に直しても大丈夫です。
(弐千参百番壱=230番1)
登記原因証明情報
権利者のところが複数人なら「持ち分」を必ず表記するとのことでした。
申請する場所は別荘のある法務局なので、うちの場合は静岡地方法務局熱海出張所でした。
受贈者のところでもらう家族全員の住所・氏名が必要です。子供は未成年者なので子供の名前の下に以下を入れておきます。
上記の者未成年者につき、
親権者(パパの住所・氏名・実印)
親権者(ママの住所・氏名・実印)
委任状
叔母から書いてもらい実印を押してもらいます。
権利者のところにはもらう家族3人全員の住所と氏名が必要でした。
原本還付請求
この謄本は原本と相違ありません と記し、代理人のパパの住所と氏名・実印を押しました。
住民票や登記簿、印鑑証明書などの公的提出書類のコピーを束ねて、この原本還付請求を表紙にしておけば、
それらの原本は返送されます。束ねた時、全てのコピーには割り印が必要
(登記申請書に「送付の方法により登記識別情報通知及び登記完了証及び原本還付書類の送付を希望する」と必ず書く事)